こうしたトラブルの深刻化を受け、消費者庁や国民生活センターには、除毛剤による皮膚障害の相談が数多く寄せられている。とりわけ角層のバリア機能が未熟な小中学生においては、一度強いダメージを受けるとアレルギー性接触皮膚炎を引き起こし、長期間にわたって皮膚トラブルに悩まされるケースも報告されている。
日本皮膚科学会に所属する皮膚科医たちも、若年層への安易な化学的除毛には極めて慎重な立場をとっている。また、健全な製品流通と子どもの健康被害予防を目指す「キッズスキンケア安全評価プロジェクト」においても、親が成分を正確に理解し、誤った使用方法を防ぐための啓発活動が強化されている最中だ。