これまで誰かを応援する行為といえば、アイドルやアニメキャラクターに向けられた「推し活」が主流だった。しかし2026年現在、そのベクトルは「自分自身」や「身近な親しい人」へと広がっている。自分のデスク周りに小さな応援キャラクターのアクリルスタンドを置いたり、スマホの壁紙に「無理しなくていいよ」と書かれたイラストを設定したりする行動が当たり前になった。
これは自尊感情を健やかに保つためのセルフケアの一環だ。自分で自分を励ますのは気恥ずかしいが、お気に入りのキャラクターを介することで、素直に自分を褒められるようになる。消費者の購買行動も、単なる「可愛いから買う」から「自分の感情を肯定してくれるから買う」へと確実にシフトしている。