映像メディアの技術革新もまた、骨格の魅力を再発見させる大きな要因となっている。映画館の大スクリーンのみならず、現代はNetflixやHBO Maxをはじめとする世界規模の配信プラットフォームが世界中のリビングルームに作品を届ける時代だ。4Kや8Kといった超高精細な映像環境では、陰影を豊かに捉える立体的な顔立ちが圧倒的に有利に働く。
映画界を牽引するワーナー・ブラザースのような大手スタジオが大作の主演キャストを選考する際、フレームとしての骨格が持つ説得力は重視される。例えばヘンリー・カヴィルのような俳優が見せる凛とした顎のラインは、どれほど巨大なCG特撮が組み合わされようとも揺らぐことのない強固なキャラクターの軸を作り出す。映像の高画質化が進むほど、フレームとしての顎ラインの価値は増すばかりだ。