健康管理行動学および予防医学の観点から、受診の緊急度を分ける明確な境界線を提示します。眼圧のトラブルにおいて「様子見」が許される余地は極めて狭いのが現実です。
▼今すぐ(1〜2週間以内)に眼科専門医を受診すべき人
- 健康診断や人間ドックで「眼圧異常(20mmHg以上)」または「視神経乳頭陥凹拡大」を指摘された人
- 40歳以上で、これまで一度も眼底検査やOCT検査を受けたことがない人
- 両親や血縁者に緑内障の既往歴がある人(遺伝的要因のリスクが高い)
- 強度の近視(コンタクトレンズの度数が-6.0D以上)がある人
- 片目を隠したときに、視野の中央付近や端が見えづらい・モヤがかかる感覚がある人
▼救急外来・当日受診が必要な人
- 突然の激しい目の痛み、同側の頭痛、吐き気・嘔吐、視力低下が同時に発生している人(急性発作の疑い)
人間の情報入力の約8割は視覚に依存しています。視神経が一度損なわれてから後悔しても、時間を巻き戻すことはできません。健診の再検査通知は、「取り返しがつかなくなる前に発見できた好機」と捉えるべきです。