「このしびれは受診すべきレベルなのか」と判断に迷う場合、医療機関でも鑑別に用いられる徒手検査を応用した首ヘルニアセルフチェック方法が目安になります。
代表的な簡易テストとして知られるのが「スパーリングテスト(Spurling test)」の簡易版です。椅子に深く腰掛け、痛みやしびれがある側に首を少し傾けた状態で、ゆっくりと頭を後ろに反らせてみてください。この姿勢をとった際に、首から肩、腕先に向かって電撃のような痛みやしびれが走る場合、神経根が圧迫されている疑いが極めて高くなります。(※首に強い負荷をかけて無理に押し込む動作は危険ですので絶対におやめください)
一方で、単なる神経根症にとどまらず、中枢神経である脊髄本体が圧迫される「頸椎椎間板ヘルニア脊髄症」へと移行しているケースでは、直ちに専門医の受診が必要な首ヘルニア悪化サインが現れます。
以下の症状に1つでも心当たりがある場合は、猶予のない警戒が必要です。
- 巧緻運動障害:箸がうまく使えない、シャツのボタン掛けに異様に時間がかかる、文字が乱れる。
- 下肢の痙性麻痺・歩行障害:足が突っ張ってスムーズに前に出ない、階段を降りるときに手すりがないと転びそうになる。
- 膀胱直腸障害:尿が出にくい、残尿感がある、あるいは尿意を我慢できずに失禁してしまう。