カリラ蒸留所の大きな特徴は、アイラ島内で最大規模を誇る年間約650万リットルという桁外れのアルコール生産能力にあります。アイラ海峡を一望する巨大なガラス張りのスチルハウスには大型のポットスチルが並び、蒸留効率を極限まで高めた設計が施されています。
歴史的に見ると、カリラで蒸留される原酒の大部分は世界No.1スコッチブランドであるジョニーウォーカーのキーモルトとして供給されてきました。世界中のブレンダーから「ブレンドの骨格を締める最高峰のスモーキー原酒」として重宝されてきた背景があるからこそ、蒸留技術の安定性と酒質のクオリティコントロールはスコットランド屈指の精度を誇ります。
裏方に徹してきた歴史が長かった分、1980年代以降にシングルモルトとして本格展開された「カリラ12年」は、ブレンド用原酒のポテンシャルをそのままダイレクトに味わえる贅沢なボトルとして世界的な名声を確立しました。