坂の両脇に並ぶ店舗の顔ぶれにも、新しい変化の波が押し寄せている。創業数百年を誇る老舗の和菓子店や清水焼の窯元が暖簾を守る一方で、若手クリエイターによる持続可能な素材を使ったクラフトショップや、ヴィーガン対応の甘味処が次々とオープンした。
伝統の味を守りつつも、時代に合わせたアップデートを怠らない京都の商魂がここにある。テイクアウトのゴミ問題を解決するため、地域全体でリユース容器の導入や分別回収が徹底されているのも現代ならではの取り組みだ。食べ歩きから「座ってじっくり味わう文化」へのシフトが着実に進んでいる。