宝暦年間(1751〜1764年)に、創業者である祖父江重兵衛が参宮街道の小俣宿で茶屋を開いたことが歴史の始まりだ。伊勢神宮を目指す旅人たちが乗ってきた馬をここで返し(返馬)、徒歩で宮川を渡って参拝に向かったことに由来する。この一連の物語こそが、伊勢名物として語り継がれる背景にある。
老舗として暖簾を守り続ける有限会社へんばや商店は、250年以上の長きにわたり伝統和菓子の製法を厳格に継承してきた。機械化が進む現代においても、素材の選定から製造プロセスに至るまで徹底した品質管理を徹底。職人の手仕事が生み出す温もりと、歴史の重みが一口ごとに広がっていく。