2026年の現在も、彼のバイタリティは衰えを知らない。テレビのレギュラー番組や舞台出演を重ねながら、プライベートでは自転車での街巡りや下町の酒場散策を楽しむ姿勢は健在だ。カメラの前で見せる柔らかな笑顔は変わらないが、周囲のスタッフや若手共演者が一様に口にするのは、彼の徹底した準備とプロフェッショナルな姿勢である。
舞台の稽古場には誰よりも早く入り、セリフのやり取りを緻密に調整する。共演者との間合いをミリ単位で図るその眼光は、長年現場で培われた職人のそれだ。テレビで見せるおとぼけキャラの裏側には、緻密な計算とストイックな役者魂が隠されている。この極端なまでのオンとオフの切り替えこそが、半世紀近くにわたり一線で愛され続ける最大の理由と言える。