今年3月、渋谷・原宿の街頭ビジョンを一斉にジャックする形で突如敢行されたサプライズパフォーマンス。事前の告知はSNS上のわずか「16文字の暗号」のみだった。にもかかわらず、現場には数千人のファンが怒涛のごとく集結し、警察が出動する寸前の熱気に包まれた。
ビル群の谷間に響き渡る透き通った歌声と、目の前の大型スクリーンに映し出された息をのむほど精緻な映像体験。居合わせた20代の観客は「現実なのか夢なのか分からなくなるほど鳥肌が立った。画面越しではない『生』の圧倒的エネルギーを感じた」と興奮気味に振り返る。あの日を境に、彼女を取り巻く熱量は明確に次のフェーズへと突入した。