大ブレイクの直後に訪れたのは、芸能活動の環境を巡る大きな混迷だった。前所属事務所であるレプロエンタテインメントからの独立問題は連日メディアに取り上げられ、改名という大きな決断を余儀なくされた。テレビドラマ業界の旧態依然とした慣習のあおりを受け、地上波テレビ番組での露出は一時的に激減することとなった。
表舞台からの事実上の遠ざかりは、多くのファンに衝撃を与えた。しかし、彼女はその逆境をただ静観していたわけではない。改名後の「のん」として、自ら事務所を立ち上げ、創作の場を映画や音楽、アートなど多方面へと広げていくタフな生き方を選び取ったのだ。