ルックスに対する評価がいくら高まろうとも、芸人としての真価が問われる舞台はやはり賞レースだ。日本中が注目する「M-1グランプリ」の立ちマイクの前、あるいは「キングオブコント」のコントセットの中で、どれだけの爆笑を生み出せるか。その緊張感あふれる最高峰の戦いこそが、彼らの評価を決定づける。
どれほどハンサムであっても、漫才のテンポが崩れたりコントの演技に説得力がなければ、賞レースの厳格な審査員や目の肥えた視聴者を唸らせることはできない。実力派と呼ばれるビジュアル芸人たちは、ルックスという先入観をあえて逆手に取り、緻密に計算された伏線回収や誰も思いつかない切り口のボケで会場を揺らす。ルックスの華やかさが、圧倒的な爆笑と合わさった瞬間の爆発力は、他の追随を許さない強烈なインパクトを残すのだ。