生産現場と消費者の架け橋となるJA全農は、近年SNSなどを通じて伝統野菜や地方特産野菜の手軽な生食レシピを精力的に発信している。これまで「調理法がわからない」と敬遠されがちだった地方の赤かぶ品種が、産地直送ルートや都市部スーパーの特設コーナーを通じて身近になった背景にはこうした地道な後押しがある。
クックパッドやクラシル、DELISH KITCHENといった大手レシピプラットフォームの検索データを見ても、冬場における赤かぶの検索ボリュームは右肩上がりだ。かつては保存食作りのための検索が大半を占めていたが、現在では「生食」「時短」「洋風ドレッシング」といったキーワードとの掛け合わせが顕著に増加している。
キユーピー株式会社をはじめとする調味料メーカー各社も、生野菜の風味を最大限に引き出すドレッシングの提案を強化しており、食品・料理産業全体がこの赤い根菜のポテンシャルに熱い視線を注いでいる。