この歴史あるリゾートが劇的な転換点を迎えたのは、大手不動産ディベロッパーである株式会社オープンハウスグループによる経営参画だった。創業者である荒井正昭氏の号令のもと、スキー場は「群馬みなかみほうだいぎスキー場」へと名称を刷新。単なる施設の延命にとどまらない、積極的な資本投下とブランド再構築が矢継ぎ早に打ち出された。
老朽化が進んでいた索道事業の抜本的な見直しやリフト運行の効率化、最新鋭の降雪機の導入、さらにはゲレンデレストランの劇的なクオリティアップ。これらの一連の改革は、縮小傾向にあった国内のスノーリゾート産業において極めて稀有な成功モデルとして業界内外から熱い注目を集めている。単なる不動産開発の枠組みを超え、地域の雇用を守りながら通年型マウンテンリゾートへと昇華させる試みが、ここみなかみの地で結実しつつある。