開放骨折とは?一刻を争う緊急手術の理由と応急処置の鉄則を徹底解説

開放骨折とは?一刻を争う緊急手術の理由と応急処置の鉄則を徹底解説

開放骨折とは?一刻を争う緊急手術の理由と応急処置の鉄則を徹底解説の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。

近年の外傷整形外科では、「ダメージコントロール(段階的治療戦略)」の考え方が徹底されています。受傷直後の汚染組織に対し、最初から体内に金属プレートやボルトを埋め込むと、金属周囲で細菌が増殖する「インプラント感染」のリスクが跳ね上がるためです。

第1段階として、骨の外側からピンを刺して体外のフレームで骨を支える「創外固定」を緊急手術で装着します。これにより患部を安定させつつ、連日の創部洗浄や組織の治癒を優先します。

感染の兆候が完全に消失し、皮膚や筋肉の状態が落ち着いたことを確認した後の第2段階(通常は受傷後1〜2週間程度)で、初めて「プレート手術」や「髄内釘固定」による強固な内固定へと移行します。皮膚や筋肉が大きく欠損している重症例では、形成外科チームと連携して別の部位から皮膚や血管を移植する「皮弁移植手術」が組み合わされます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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