インターネット上には「どんな包丁もセラミック砥石付きシャープナーで一生保てる」といった言説が散見されますが、これは明確な誤解です。マイヤー包丁を取り扱う上で絶対に避けるべき代表的な失敗パターンを紹介します。
第1の盲点は、シャープナー使用時の往復動作です。包丁研ぎ器のスリット内で包丁を前後にギコギコと往復させると、刃先が不規則に削れてガタつきが発生します。必ず「手前へ一方向に一定の力でスーッと引く」動作を3〜5回程度繰り返すのが基本作法です。
第2の盲点は、包丁の刃こぼれをシャープナーで直そうとすることです。1mm以上の欠けが生じた刃をシャープナーに通し続けると、欠けた部分がさらに削られて刃の厚みが極端に不揃いになります。大きな欠けが出た場合は、荒砥石(#200〜#400)で刃線を落として平らに作り直すか、迷わず専門の研ぎ直しサービスへ相談してください。