ネット上では「石原慎太郎氏の息子という知名度だけで勝ってきた」という極端な言説も見受けられますが、実際の議員活動史を検証すると異なる側面が浮かび上がります。
石原氏は自民党幹事長をはじめ、国土交通大臣、環境大臣、経済再生担当大臣などの重要閣僚を歴任し、道路公団民営化や規制緩和など政策立案において実務派として評価された実績を持っています。問題の本質は能力の有無ではなく、「長期政権への慢心と現場感覚の乖離」にありました。後援会組織の高齢化を放置し、日常的な地元対話を怠った結果、都市部特有の浮動票が完全に離反したという構造的欠陥を見落としてはなりません。