番組はこの「本物 vs 偽物」の構図をさらにエスカレートさせ、木山裕策本人とMr.シャチホコによる「木山裕策」という芸名・看板の剥奪マッチへと発展させました。対決に敗れた本家・木山裕策は、番組内で「木山裕策」を名乗ることを禁じられ、「ネクスト木山」「木山裕策(偽)」などの屈辱的な改名を強いられるという前代未聞の展開を迎えます。
この異常な盛り上がりに巻き込まれる形で誕生したのが、番組内で一大勢力となった「木山族」です。さらに、同じくサビだけカラオケの常連であり、独特の歌唱フォームや髪型で千鳥の標的となっていた大御所演歌歌手・細川たかしまでもがこの系譜に組み込まれ、「木山んとこの細川」というパワーワードが爆誕しました。
本来であれば演歌界のレジェンドである細川たかしを、なぜか「木山一門の構成員」としてラベリングする大悟の理不尽極まりないフレーミングは、視聴者に強烈なインパクトを残しました。さらに、独特の歌唱法「くるっくぅ」で知られるほいけんた等と共に、番組を代表する「鬼レンチャン・アベンジャーズ」とも呼ぶべきエンタメ生態系が完成したのです。