トルコの位置はどこ?アジアか欧州か、東西の十字路の真相と地政学

トルコの位置はどこ?アジアか欧州か、東西の十字路の真相と地政学

トルコの位置はどこ?アジアか欧州か、東西の十字路の真相と地政学とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

トルコが国際情勢の荒波に常に揉まれる最大の要因は、陸上で8つの国家と国境を接している点にあります。ヨーロッパ、中東、南コーカサスの3大地域が交差する位置にあるため、隣国関係の把握はトルコを理解する上で避けて通れません。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価国土面積と大陸比率総面積783,562㎢(アジア側97%、欧州側3%)単一地域に収まる国家が大半地政学的に「緩衝地帯」かつ「回廊」となる宿命的な配置。トルコ隣接国一覧ギリシャ、ブルガリア、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリア(計8カ国)島国や単一文化圏の隣接国数(3〜4カ国程度)NATO同盟国から反西側陣営まで混在し、全方位外交が不可欠。トルコ中東分類の理由人口の99%がイスラム教徒、シリア・イラク・イランと広大な国境を共有欧州諸国はキリスト教圏が主流文化・宗教的背景から中東と見なされるが、テュルク系でありアラブではない。国際機関への所属状況NATO加盟国(1952年〜)、OECD原加盟国、EU加盟候補国中東諸国はアラブ連盟等へ所属安全保障は西側の中核でありながら、独自路線を貫くバランサー。

北西のギリシャ・ブルガリアとはバルカン半島の国境を接し、東部ではコーカサスのジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン(飛地ナヒチェヴァン)と隣り合います。さらに南東部ではイラン、イラク、シリアと長大な国境を共有しています。欧州連合(EU)加盟国と中東の紛争多発地帯の双極に接していることこそが、トルコの安全保障政策を極めて複雑かつ重厚なものにしています。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。