離婚騒動の余波が冷めやらぬ2013年夏、初当選を果たした参議院議員選挙の直後に、一部週刊誌が「山本太郎に隠し子発覚」というスキャンダラスな見出しでスクープを放ちました。
ネット上では一時、「無責任なスキャンダルではないか」と騒然となりましたが、山本氏が取った対応は通常の政治家とは一線を画すものでした。報道が出るや否や、緊急記者会見を開き、逃げ隠れすることなく事実関係を全面的に認めたのです。
公表された客観的事実は以下の通りです。
- 元妻との別居・離婚協議が進んでいた2012年秋頃、以前から知人であった一般女性(当時30代)と親密な関係になった。
- その後、女性の妊娠が判明し、2013年春に男児が誕生した。
- 山本氏は即座に法律上の「認知届」を提出し、養育費の支払いと将来にわたる生活支援の取り決めを法的に交わした。
「なぜ結婚しなかったのか」という記者からの問いに対し、山本氏は「お互いの価値観や生き方を慎重に話し合った結果、婚姻関係を結ぶことだけが子どもの幸せではないという結論に達した。女性側のプライバシーと自立を最優先に考えた選択だった」と明かしています。
「隠し子」という言葉には道徳的な後ろめたさが付きまといますが、法的にはしっかりと認知手続きを踏み、公の場で説明責任を果たしたことで、致命的な政治的打撃には至りませんでした。現在も養育費の支払いは継続されており、父親としての金銭的・法的責任を全うしていることが関係者の証言でも裏付けられています。