トイレレバー大小の使い分け真相!小で紙を流すリスクと正しい節水術

トイレレバー大小の使い分け真相!小で紙を流すリスクと正しい節水術

トイレレバー大小の使い分け真相!小で紙を流すリスクと正しい節水術の重要ポイントを解説します。最新トレンドが満載です。

なぜトイレットペーパーを「小」で流してはいけないのか。その理由は、便器のボウル面を綺麗に洗い流せるかどうかではなく、床下や壁の奥を通るトイレ排水管の仕組みに隠されています。

便器から流された汚水とペーパーは、便器内のトラップと呼ばれる水封を越えた後、横方向に伸びる「排水横管」を通って主配管へと送られます。この排水横管は、水が自然に流れるようわずかな傾斜(勾配:一般的に1/100〜1/50程度)がつけられていますが、ペーパーを目的地まで押し運ぶ推進力は「水流の質量と流速」に依存しています。

トイレットペーパーは水に浸かると繊維がほぐれる性質(水解性)を持ちますが、水に溶けて液体になるわけではありません。トイレットペーパー小で流すリスクの核心は、小洗浄の水圧と水量では、便器の出口を通過できても排水横管の途中でペーパーが失速・停滞してしまう点にあります。

日本産業規格(JIS A 5207)では便器の搬送性能試験が定められており、「大」の水量は規定の距離(10メートル以上)汚物を確実に押し流すことを前提に設計されています。しかし「小」の水量はそこまでの長距離搬送を想定していません。小でペーパーを流し続けると、排水管の底に濡れたペーパーが少しずつ沈殿・堆積し、管の断面積を狭めていきます。そこへ後から大便や新たなペーパーが流れてくることで、ある日突然完全な閉塞を起こす——これがトイレつまりの原因として最も頻発するメカニズムです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。