ユーキャンに「死ね」と出るのはなぜ?流行語大賞炎上の真相を徹底解説

ユーキャンに「死ね」と出るのはなぜ?流行語大賞炎上の真相を徹底解説

ユーキャンに「死ね」と出るのはなぜ?流行語大賞炎上の真相を徹底解説についての最新情報をお届けします。

当時の反発がこれほどまでに苛烈を極めた背景には、単なる言葉遣いへの嫌悪感にとどまらず、授賞式の光景や審査プロセスの不透明さに対する国民感情の爆発がありました。ユーキャン流行語大賞の炎上理由を紐解くと、主に4つの決定的な摩擦点が存在していました。

第一に、日常会話でも忌避されるヘイトワードを肯定的に顕彰した倫理的抵抗感です。教育現場や家庭で「使ってはいけない言葉」として指導される暴言が、メディアの脚光を浴びて表彰される構図に、多くの親世代が強い不信感を抱きました。

この大衆感情を真正面から代弁したのがタレントの発言でした。当時、つるの剛士 流行語大賞 発言として大きな反響を呼んだのが、「保育園落ちた日本死ね」が入賞したことに対する自身のTwitter(現X)での投稿です。「こんな汚い言葉に『大賞』をあげる大人たちの気が知れない」「言葉を選んだ人たちの顔が見てみたい」という趣旨の悲痛な苦言は、瞬く間に数万件のリツイートを記録。著名人が堂々と疑問を呈したことで、ネット上の違和感は国民的な批判のうねりへと一気に拡大しました。

第二に、授賞式で見られた政治的パフォーマンスへの反感です。匿名投稿であるため本来の受賞者が不在の中、表彰式会場の壇上に上がったのが山尾志桜里 保育園落ちた日本死ねの論陣を張っていた当時の民進党政調会長でした。彼女が満面の笑顔で授賞の盾を受け取る様子がテレビ各局で大々的に放映されると、「国家に対する呪詛を笑顔で受け取るなど信じられない」「子育て世代の切実な怒りを党利党略や政治的アピールに利用している」との怒声が沸騰しました。

第三に、流行語大賞 選考委員の顔ぶれと新語流行語大賞 審査基準への根強い不信感です。やくみつる氏や鳥越俊太郎氏をはじめとする選考委員の構成に対し、長年ネット上では「選定基準が左派的・反政権的なトーンに偏っているのではないか」という流行語大賞 政治的偏向 批判が燻っていました。やくみつる氏は情報番組で「言葉尻だけを捉えて批判するのは的外れ」「社会を動かしたエネルギーを評価した」と選考の妥当性を主張しましたが、火に油を注ぐ結果となり、審査側の独善的な姿勢に対する怒りが臨界点に達しました。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。