池袋駅東口を出てサンシャイン60方面、そして乙女ロード界隈へと足を進めると、青い看板を掲げたK-BOOKSの各店舗が点在しています。初めて訪れる人が最も陥りやすい罠が、「とりあえず目の前のK-BOOKSに入ったが、目当ての作品が1点も見当たらない」というミスマッチです。K-BOOKS池袋の最大の特徴は、徹底したジャンルの垂直分化にあります。
まず、ジャンプ作品や人気少年漫画、バトル系・日常系アニメのアクリルスタンドや缶バッジを探すなら「キャラ館」および「キャラ館プラス」が主戦場です。王道のアニメ作品から話題の深夜アニメまで、キャラクター別の棚割りがミリ単位で整理されており、探しているキャラクターの専用コーナーへ直行できる構造になっています。
一方、舞台俳優やミュージカル、2.5次元作品、男性声優のブロマイドやチェキ、公演記念グッズに特化しているのが「キャスト館」です。ファンクラブ限定の生写真や過去公演のランダムブロマイドなど、一般のホビーショップでは入手困難な稀少アイテムが壁一面を埋め尽くしています。舞台現場でのトレードが不成立だったファンがそのまま駆け込む拠点としても機能しており、界隈の熱気と回転率の高さは随一です。
さらに、スマートフォン向けリズムゲームや男性アイドル作品、歌い手、バーチャルYouTuber(VTuber)関連のアイテムを網羅しているのが「ライブ館」および「ライブ館プラス」です。アクリルパネルやペンライト、イベント限定缶バッジなど、音楽・配信・ライブシーンと連動したアイテムが主力を占めます。また、女性向け同人誌や商業BL、ノベル系をじっくり発掘したい層には、サンシャイン前エリアに構える「同人館」や乙女系作品を扱う店舗群が欠かせません。目的のタイトルが「二次元アニメ」なのか「実在の役者」なのか、あるいは「配信者・アイドル」なのかによって、目指すべき入口は完全に分かれています。