手足口病の原因ウイルスを直接退治する抗ウイルス薬は存在しません。そのため、医療機関でも症状を緩和させる対症療法が基本となります。
「口内炎の塗り薬や市販薬で早く治したい」と考える方も多いですが、乳幼児の場合は塗った薬をすぐに舐め取ってしまったり、口内の広範囲に水疱があるため塗り薬を塗布すること自体が困難だったりします。痛みが強くて水分摂取が滞る場合は、医師から処方されたアセトアミノフェン系の解熱鎮痛薬(坐薬やシロップ)を食事の30分ほど前に使用し、一時的に痛みを鈍らせてから水分や流動食を摂らせるアプローチが効果的です。
症状が始まってから口の痛みが和らぐまでの期間は3〜5日程度、口内炎が完全に治るまでの期間はおよそ1週間から10日です。粘膜の自然治癒力を待つ間、痛みのコントロールと水分保持に専念しましょう。