湯の丸スキー場の全9コースからなるレイアウトは、一見すると中規模ゲレンデに見えますが、滑走者のレベルや志向に応じた棲み分けが見事に成立しています。利用者調査における湯の丸スキー場のゲレンデコースの評判を分析すると、主に3つの明確な強みが浮かび上がってきます。
第1に、ゲレンデベースに広がる「第1ゲレンデ」の圧倒的な開放感です。最大幅が広く、見通しの良いフラットな一枚バーンは、基礎スキーの練習やカービングターンの反復練習に最適な環境を提供しています。長野県内でも数少なくなったスキーヤー専用エリアを一部期間・リフトで設けている点も、ボーダーとの接触を恐れるシニアスキーヤーや家族連れから絶大な支持を集めています。
第2に、山頂からアプローチする「かもしかコース」や「ラビットコース」などの中・上級者向けバーンです。非圧雪エリアでは、寒冷地特有の軽やかなパウダースノーを巻き上げながらのツリーラン風ライディングが堪能でき、降雪直後の朝一番にはノートラックを狙うエキスパートが列をなします。
そして第3が、手厚いファミリー向け設備です。動く歩道(スノーエスカレーター)を備えた湯の丸スキー場のキッズパーク(ファミリー対応)は、そり遊びや初心者の安全な練習場として独立してレイアウトされており、一般滑走者が猛スピードで飛び込んでくるリスクを構造的に遮断しています。安全管理が行き届いた環境は、小さな子どもの雪山デビューを控える親世代にとって極めて高い安心材料となっています。