SNSやネット掲示板、Q&Aサイトなどにおけるリスナーの声を定点観測すると、本作に対する受け止め方は時代とともに深まりを見せています。
学生時代にリアルタイムで聴いていた40代前後のリスナーからは、「10代の頃はただのリズミカルで可愛いラブソングだと思っていたが、結婚して生活を共にするうちに、この歌詞の重みが身にしみるようになった」という声が多く聞かれます。共同生活の中で直面する些細な価値観の不一致や家事の分担、人生の選択といった現実的な局面において、「お互いの違いを消滅させるのではなく、共有できる部分を最大化していく」という思考法がいかに重要かを実感するという意見です。
一方、2020年代以降にサブスクリプション配信で初めて触れた10代・20代の若いリスナー層からは、「TikTokやショート動画のBGMとして知ったが、歌詞の全文を読んで鳥肌が立った」「奇跡を否定して現実を愛そうとする姿勢が、等身大で信頼できる」という反響が寄せられています。
ブライダル業界のプランナー取材でも、「新郎新婦のプロフィールムービーやお色直し退場のシーンで指定される定番曲であり、単に明るいだけでなく、これからの生活に対する地に足のついた決意を感じさせる」と高く評価されています。劇的な愛の告白ではなく、「明日も明後日も、違う歩幅のまま一緒に歩き続ける」という日常の誓約が、今を生きるカップルに強く響いているのです。