木嶋が男性を惹きつけた最大の要因は、容姿の美醜を補って余りある卓越した「心理操作術」にありました。
彼女が狙いを定めた被害者男性には、明確な共通点が存在します。それは「女性経験が少ない」「真面目で高学歴・高収入」「高齢の親を介護している、または強い孤独を抱えている」という特徴です。木嶋は相手のコンプレックスや寂しさを瞬時に見抜き、そこへ完璧な救済者として入り込みました。
木嶋の手口を心理学的に分析すると、徹底した「自己重要感の充足」が見て取れます。彼女は男性を決して否定せず、柔らかなハスキーボイスと丁寧な敬語で相手の話を熱心に聞き続けました。「あなたのような素晴らしい男性と出会えて幸せ」「私の人生のすべてを捧げたい」と語りかけ、男性の自尊心を極限まで刺激したのです。
さらに、初対面の段階から深い身体的関係を惜しみなく提供し、男性側を「自分にはこの人しかいない」という強烈な心理的依存状態へと追い込みました。性的な奉仕や甘やかしの手腕においても、木嶋は並外れた名手であったと裁判の証言記録は物語っています。