受験関係者の間でしばしば話題に上がるのが、日能研における偏差値推移と難易度の変化です。過去10年ほどのスパンで見ると、かつて60前後をマークしていた時代に比べ、現在は52〜54前後で推移していることから「入りやすくなったのではないか」という声が聞かれることもあります。
しかし、これは決して教育水準の低下や人気離れを意味するものではありません。都内・神奈川での午後入試の急増、大学付属校志向の高まり、さらには共学志向といった受験トレンドの分散が要因です。実質的な受験層を見ると、小手先のテクニックでは太刀打ちできない記述力を持つ質の高い受験生が集まっており、見かけの数値以上に手強い入試であることに変わりはありません。