耳の痛みや不快な詰まり感を解消するためには、根本原因である鼻粘膜の炎症を鎮めつつ、中耳の圧力を正常化させるアプローチが必要です。
① 正しい鼻のかみ方を徹底する
鼻が詰まっているからと力任せに両鼻をかむと、鼻腔内の圧力が一気に高まり、細菌やウイルスを含んだ鼻水が耳管を通って中耳へ逆流します。必ず「片方ずつ、口から息を吸って、ゆっくり優しくかむ」ことを徹底してください。
② 抗ヒスタミン薬と点鼻薬の適切な併用
花粉症の内服薬である第二世代抗ヒスタミン薬は、耳管周辺のアレルギー性浮腫を抑える上でも基本となる治療薬です。さらに、鼻粘膜の腫れを強力に抑えるステロイド点鼻薬を併用することで耳管開口部の閉塞が解除され、耳の気圧バランスが速やかに回復します。
③ 耳の奥を温めて血流を改善する
ズキズキとした鈍痛や詰まり感がある場合、ホットタオルなどで耳の周囲や首元を温めると、局所の血流が促されて痛みの緩和につながる場合があります(※熱を持ってズキズキ拍動している急性炎症時は冷やす方が有効な場合もあるため、痛みの質に応じて調整してください)。