一方で、BMIが25を超える「肥満領域」に入った場合の健康リスクについても、科学的な事実を押さえておく必要があります。BMI高めのリスクと理由として挙げられるのは、内臓脂肪の過剰蓄積による生活習慣病の連鎖です。
内臓脂肪細胞から過剰に分泌される悪玉アディポサイトカインは、インスリンの働きを阻害して糖尿病を誘発するほか、血管を収縮させて高血圧や動脈硬化を急速に進行させます。これにより、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる疾患のリスクが跳ね上がります。
ただし、アスリートのように骨格や筋量が発達してBMI 25を超えている場合は、生活習慣病のリスクは低く保たれます。健康リスクを判定する際は、BMI単体に依存せず、「腹囲(ウエスト周囲径:男性85cm以上、女性90cm以上が要注意)」や「血圧・血糖値データ」と掛け合わせて総合判断する姿勢が重要です。