情報が溢れる一方で、ネット上には今なお古い固定観念や誇大広告に基づく誤解が散見されます。通信環境の選択で失敗しないために、知っておくべき3つの盲点を整理します。
誤解①:「格安SIM・サブブランドは災害時や混雑時に真っ先に繋がらなくなる」
これは明確な誤解です。UQ mobileやY!mobile、ahamo、povo、LINEMOは各大手キャリアと同一のコアネットワーク設備を直接使用しており、電波の優先順位や災害時の規制基準はメインブランドと全く同一です。独立系MVNO(IIJmio等)に関しても、接続帯域幅の制限による速度低下はあるものの、通話機能や緊急速報(ETWS)は等しく動作します。
誤解②:「大手キャリアの無制限プランに入っていれば絶対にパケ詰まりしない」
都市部の特定ターミナル駅や大型イベント会場において、電波表示がアンテナピクト最大であるにもかかわらず通信が停止する「パケ詰まり現象」は、メインブランド契約者であっても等しく発生します。これは5G基地局の過渡期的な設備配置や周波数帯のハンドオーバー制御に起因するものであり、月額8,000円超を払っているからといって100%回避できる特権ではありません。
誤解③:「店舗サポートがあるから大手メインブランドが最も安心」という盲信
現在、大手メインブランド各社は店舗業務のスリム化を進めており、初期設定やデータ移行、アカウント設定などのサポート業務は「1回あたり3,300円〜4,400円程度」の有料オプションとなっています。「高い基本使用料を払っているのだから店頭で何でも無料でやってもらえる」という時代はすでに終わっており、対面サポートを前提とする場合でも、サブブランドの店舗活用の方がトータルコストで遥かに有利な構造になっています。