『学園天国』の発売年は1974年(昭和49年)3月5日。歌唱を担当した元祖アーティストは、沖縄県出身の実の兄妹で結成された奇跡のポップスグループ「フィンガー5(Finger 5)」です。
1972年の本土復帰直後の沖縄から上京した彼らは、前年1973年発売の『個人授業』『恋のダイヤル6700』で爆発的なブレイクを果たしていました。その勢いを決定づけるシングル第4弾として世に放たれたのが『学園天国』です。当時の公称レコード売上は105万枚以上を記録し、オリコン週間チャートでも堂々の1位を獲得。まさに日本中を巻き込む社会現象となりました。
当時の日本の音楽シーンにおいて、小学生から高校生のメンバーで構成されたグループが洋楽直系のソウルミュージックやファンクを取り入れ、全国民を熱狂させた例は他にありません。トレードマークの大きなサングラス(トンボメガネ)をかけ、変声期前の類まれなハイトーンボイスでシャウトする当時小学生の四男・晃(アキラ)のボーカルは、お茶の間の視線を釘付けにしました。