圧倒的な人気を誇る一方で、インターネット上の知恵袋や大手掲示板、SNSでは「結愛はキラキラネームなのか」「読めないから後悔しないか」といった慎重論が根強く飛び交っています。当編集部がネット上の生の声をリサーチしたところ、以下のようなリアルな反応が確認できました。
「病院の待合室で『ゆあちゃん』と呼ばれているのを聞いて、今どきで可愛い響きだなと感じた」(30代母親・X投稿より)
「仕事の書類で『結愛』を見て、思わず『けつあい? むすびめ?』と一瞬フリーズしてしまった。読み仮名がないと現場は困惑する」(50代管理職・掲示板書き込みより)
「『愛』を『あ』と読ませるのは、いわゆる豚切り(ぶった切り)ネームの典型では? 将来子どもが苦労しないか心配」(40代父親・質問サイトより)
なぜ一部からネガティブな指摘を受けるのでしょうか。最大の要因は、常用漢字表における「愛」の読みに「あ」が存在しないことにあります。「愛」の公的な音読みは「アイ」、訓読みは「いと(しい)」「め(づる)」です。「愛」の頭文字である「あ」だけを抜き出して読ませる手法は、国語の厳密なルールを重んじる層から「ぶった切りネーム」と見なされる傾向があります。
さらに、初見で読めるかどうかの世代間ギャップも無視できません。平成以降の名付けに馴染みのある世代にとっては「結愛=ゆあ」は常識的な読みとなりつつありますが、昭和以前の世代にとっては「結ぶ(むすぶ・ゆい)」と「愛(あい)」の組み合わせにしか見えず、「ゆいあ」「むすび」などと誤読されるケースが日常的に生じます。この「説明の手間」が、キラキラネーム論争に拍車をかけている構造です。