Q1:水温を30℃に上げるだけで、薬を使わずに白点病は治りますか?
A1:高水温のみによる治療は推奨できません。確かにイクチオフチリウスは高温下で増殖力が低下しシストからの離脱が早まりますが、30℃の環境でも死滅しない耐熱性を持った株が存在します。水温上昇はあくまで「虫体を魚から離して薬剤が効く仔虫期へ早く移行させるための補助手段」であり、仔虫を確実に殺菌する薬浴や0.5%塩浴を必ず併用してください。
Q2:水草やエビがいる水槽で白点病が発生した場合、どう治療すればよいですか?
A2:ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどの甲殻類、および水草は魚病薬に極めて弱いため、メチレンブルーやグリーンFリキッドを本水槽に入れることは厳禁です。水草やエビを入れたまま本水槽で治療する場合は、水草やバクテリア、甲殻類への影響が極めて少ない「アグテン」を規定量投与してください。より安全を期すのであれば、発症した魚だけを隔離水槽に移して治療するのが確実です。
Q3:水槽内の白点病は人間や他のペット(犬・猫)にうつることはありますか?
A3:白点病の病原虫(イクチオフチリウス)は魚類特有の外部寄生虫であるため、人間や犬、猫などの哺乳類に感染することは絶対にありません。水槽の水に手を入れて作業しても健康被害はありませんが、治療薬(メチレンブルーやマラカイトグリーン)が手や衣服に付着すると落ちにくいため、作業時はゴム手袋の着用をおすすめします。