神戸市営地下鉄西神・山手線の終着駅に位置する「プレンティ西神中央」は、神戸市が推進してきた都市空間再編プロジェクト「リノベーション・神戸」の象徴的拠点として抜本的な改装を遂げました。かつての無機質なコンクリート構造から、木目調と緑を取り入れた温かみのあるモダン建築へと変貌を遂げ、施設全体の回遊性が劇的に改善されています。
公式発表資料および現地フロアガイドによると、リニューアルの目玉は一番館1階の「FOOD COURT PARK(フードコートパーク)」の新設と、一番館・二番館にまたがる食料品・ライフスタイルゾーンの抜本的再編です。これまでの画一的な郊外型モールとは異なり、「西神中央公園」の緑や駅前広場との境界を曖昧にする「パークアベニュー」の一体的な整備により、屋外のテラス席と屋内の賑わいが心地よく調和するランドスケープが完成しました。
施設を運営するこうべ未来都市機構のデータでも、改装後の来訪者層は従来のシニア層中心から、未就学児を抱える子育て世代や近隣大学の学生へと大きく裾野を広げていることが示されています。ハード面の改修にとどまらず、地域の生活基盤そのものをアップグレードさせた点が、今なお続く高い集客力の根幹にあります。