点状角質融解症を根本から治すアプローチは、極めて確立されています。皮膚科を受診した場合、顕微鏡検査で白癬菌がいないことを確認した上で、細菌を直接退治する医療用の抗生物質外用薬が処方されます。
第一選択薬として広く処方される代表格が、「クリンダマイシンゲル・軟膏(製品名:ダラシンTゲル等)」や「エリスロマイシン外用液」、あるいは「ナジフロキサシン(製品名:アクアチム等)」です。これらはニキビ治療などにも用いられる抗菌外用薬ですが、点状角質融解症の原因菌に対しても抜群の殺菌効果を示します。
正しい診断のもとで抗生物質外用薬を朝晩の清潔な足裏に塗布した場合、多くの患者が塗布開始から3〜5日で強烈な悪臭が激減し、1〜2週間程度でクレーター状の穴が埋まって滑らかな角質へと再生していきます。長年悩んでいた症状が、わずか千数百円の医療費と2週間の適切な外用で嘘のように消失することは臨床上珍しくありません。
なお、「市販の抗生物質軟膏(ドルマイシンやテラマイシンなど)で自力治療できないか」と考える方も少なくありません。これらOTC医薬品の抗生剤も一定の抗菌力を持ちますが、配合成分がコリネバクテリウムに最適化されていなかったり、基剤の油分が足裏の蒸れを助長したりすることがあります。確実かつ最短で完治させるためには、皮膚科専門医に確定診断を受けた上で処方薬を使用するのが鉄則です。