「触ると明らかにコリコリした組織がある」「食事制限で体重を10kg落としたのに、胸の先端だけが尖ったまま残っている」という場合は、真性女性化乳房あるいは混合型です。この状態を自力で完全に解消することは医学的に不可能であるため、医療機関への相談が唯一無二の解決策となります。
受診すべき診療科の選び方
受診先としてまず候補に挙がるのは、「内分泌代謝内科」「形成外科」「乳腺外科」です。思春期の急激な変化や、特定の疾患(肝機能障害や甲状腺異常、精巣腫瘍など)による二次的なホルモン異常がないかを血液検査や超音波エコーで調べる場合、内分泌内科や乳腺外科が適しています。
一方で、「病気ではなく良性の乳腺肥大と確定しており、見た目を美しく平坦にしたい」という審美的な解決を望むのであれば、男性のボディ形成に特化した形成外科または美容外科が現実的な選択肢となります。
乳腺切除術と脂肪吸引の術式・費用相場
医療介入を行う場合、乳腺組織そのものを物理的に摘出する「乳腺切除術」と、周囲の余分な皮下脂肪を滑らかに吸引する「脂肪吸引」を併用することがほとんどです。乳腺だけをくり抜くと、その部分だけが陥没してクレーターのような不自然な段差が残ってしまうためです。
症例写真や口コミサイトを精査する際は、「乳頭の血流が維持されているか」「術後の圧迫固定期間(通常2〜4週間)を守れるライフスタイルか」を冷静に判断してください。安易な格安クリニックでの施術により、皮膚の癒着や左右差、知覚麻痺といったトラブルに見舞われるリスクも一定数存在するため、男性の胸郭解剖に精通した日本形成外科学会専門医による執刀を選ぶことが安全の最低条件です。