自己愛性人格障害の女性がもたらす破壊工作は、職場、恋愛関係、そして母娘をはじめとする家庭環境という各ステージにおいて、それぞれ異なる形態で猛威を振るいます。
職場におけるターゲットの選び方には冷徹な計算が働いています。彼女たちが狙うのは、仕事ができて周囲から人望がある一方で、「自己主張が苦手で波風を立てるのを嫌う誠実な人」や「共感性が高く自責思考の強い人」です。自分より能力が高く嫉妬の対象となる人物を、業務上の些細なミスを針小棒大に言い立てて標的にし、同僚や上司を巻き込んで孤立させ、精神的休職や退職に追い込むまで執拗に攻撃を続けます。
恋愛や結婚において、彼女たちは初期段階で「あなただけが私の理解者」と熱烈な愛情を注ぎ(ラブボミング)、相手の承認欲求を満たして深く依存させます。しかし、婚姻関係が成立したり相手が完全に手に入ったと確信した途端、態度を一変させて「脱価値化」を始めます。際限のない金銭要求やモラルハラスメントを繰り返し、配偶者を極度の自己否定に追い込みます。
さらに深刻な爪痕を残すのが「毒親」としての母親のケースです。子どもを自分とは独立した一人の人間として認めず、自らの承認欲求を満たすための道具として扱います。「あなたのためにこれだけ犠牲になった」という恩着せがましい言動で罪悪感を植え付け、精神的・経済的な自立を徹底的に妨害して共依存の檻に閉じ込めようとします。