SNSや医療相談掲示板では、飲酒後の不可解な激痛に怯えるユーザーの声が後を絶たない。
「ジムで限界まで追い込んだ翌日以上の激痛が太ももに走り、トイレに立ち上がることすらできない」「昨晩ワインをボトル1本空けて寝たら、翌朝ペットボトルのキャップすら握力が入らず開けられなくなった」といった切実な投稿が散見される。筋トレの筋肉痛と異なり、関節を動かさなくても深部が疼くような鈍痛や、力が入らない感覚(脱力感)を伴うのがアルコール性ミオパチーの生々しい実態だ。
東京都世田谷区で地域医療を支える浅川クリニックなどの内科医も、アルコールと筋肉の異常に関する相談事例について警鐘を鳴らしている。同院をはじめとする医療機関の臨床知見によると、患者の多くは「内科ではなく整形外科にかかるべきか迷った」と口を揃えるという。筋肉の器質的な怪我ではなく、内科的な代謝異常や電解質失調が原因であるため、湿布を貼るだけでは根本的な解決にならないケースが極めて多い。