インターネット上の掲示板やレビューサイトでは、「格式が高すぎて一見客はお断りなのではないか」「専門的な知識がないと買い物ができないのではないか」といった誤解が散見されます。しかし、これらの噂は現場の実態とは大きく乖離しています。
現場スタッフが最も歓迎するのは、高価な知識をひけらかす購買者ではなく、「手で触れたときの感触を純粋に楽しむ人」や「自分の生活にどう取り入れるかを素直に想像する人」です。店内の撮影が無断で禁止されていることや、小さなお子様連れの場合に器への配慮を求められるのは、作家が心血を注いだ壊れやすい美術工芸品を守るための至極当然なマナーに過ぎません。
また、同店をアーツ&サイエンス京都(衣類中心の店舗)と混同している旅行者も少なくありません。徒歩圏内にある別店舗では主に衣服やレザーグッズを扱っているのに対し、ここ二条通のHINは「暮らしまわりの工芸・道具・器」に特化した専門拠点です。目的のアイテムがどちらの店舗に属しているのかを事前に整理しておくことで、「訪れたけれど目的の服がなかった」といった初歩的なすれ違いを完全に防ぐことができます。