大手通信カラオケDAMおよびJOYSOUNDの歌唱履歴ログや、SNS上の膨大な投稿データを追跡すると、挑戦者たちがどこで躓いているのかがありありと見えてきます。
「会社の同期とデュエットしたが、サビに入った瞬間にお互い音程バーを見失って爆笑するしかなかった」「大森元貴のパートを原曲キーで歌おうとして酸欠になりかけた」といった投稿が散見されます。通信カラオケの精密採点機能において、『点描の唄』の平均全国スコアは一般的なJ-POPバラードに比べて約3.8点から5.2点ほど低い水準で推移しているという現場データもあります。
特に顕著なのが、2コーラス目以降の「掛け合い」と「サビのユニゾン」におけるピッチの揺らぎです。主旋律を歌っている側が、隣で寄り添うハモリのメロディに引きずられてしまい、自分のキーを見失う現象が多発しています。スタジオミュージシャンの現場検証でも、「イヤモニ(インイヤーモニター)のないカラオケボックスのような反響音の強い空間では、相手の声量に圧倒されて自己のピッチ感覚を喪失しやすい構造になっている」と指摘されています。