ランチミーティングや会食中の油ハネに対し、最もやってはいけないNG行動は「おしぼりでゴシゴシ擦る」ことです。飲食店で提供されるおしぼりには塩素系成分や微量の油分が含まれている場合があり、強く擦ることで繊維を傷め、汚れの面積を3倍以上に広げてしまいます。
外出先での油染み応急処置の鉄則は、摩擦をゼロにし、吸水・吸油に徹することです。
ティッシュペーパーや乾いた紙ナプキンを最低4〜5枚用意し、汚れの裏側にあて布のように敷きます。表側から水で軽く湿らせた別のティッシュで、上から垂直にトントンと叩き、油分を裏側の紙へ移し取ります。化粧室にハンドソープがあれば、ごく少量を指先に馴染ませて叩き込み、直後に水を含ませたペーパーで叩いて成分を吸い出してください。この初期処置を行うだけで、帰宅後の除去成功率は85%以上に跳ね上がります。
そして帰宅後、最も確実かつコストのかからない基本技が、食器用洗剤で落とす油染み抜きの詳細まとめに基づくアプローチです。
食器用洗剤は、フライパンのギトギトした油汚れを分解するために「高濃度の界面活性剤(陰イオン系・非イオン系)」が配合されています。油染み部分にぬるま湯(40℃〜50℃)を軽くかけ、原液の食器用洗剤を2〜3滴直接塗布。歯ブラシの裏や指の腹を使い、生地を傷めないよう外側から中心に向かって優しく馴染ませます。皮脂や食用油が乳化して白っぽくなったら、40℃以上のシャワーで裏側から一気に洗い流すのが、色素と油脂を同時に引き剥がす秘訣です。