ブルックが命を落としながらも動き続けている理由は、彼が口にしていた悪魔の実「ヨミヨミの実」の能力にあります。死後に一度だけ魂が黄泉の国から現世へと舞い戻り、肉体を復活させる超人系(パラミシア)の特異な能力です。
しかし、ここで致命的な誤算が生じました。「魔の三角地帯」を覆う深い霧によって、現世へ戻ってきたブルックの魂は自分の遺体を見つけるまでに丸1年もの歳月を費やしてしまったのです。
ようやく魂が戻ったとき、船上に残されていた肉体は完全に白骨化していました。頑丈な毛根を持っていたアフロヘアーだけを残し、骨だけの姿で蘇生を果たしたのがヨミヨミの実 復活の真相です。
さらに過酷だったのは、復活後に待ち受けていた時間でした。舵を失い、霧の海を漂う巨大なゴーストシップの上で、ブルックはたった一人で約50年間漂流することになります。話し相手もおらず、太陽の光すら届かない暗黒の海で、狂気と孤独に苛まれながらも正気を保ち続けた精神力は、まさに超人的と言わざるを得ません。