炊き込みご飯を作る際、最も多くの人が直面するトラブルが「炊き上がりの失敗」です。特に炊き込みご飯の素の2合・3合の水加減については、科学的なルールを把握しておく必要があります。
失敗を防ぐ水加減の絶対ルール
炊飯失敗の9割は「水を入れるタイミング」にあります。お米を研いだ後、先に水を目盛りまで入れてから調味液を加えると、調味液の体積と塩分濃度の影響で水分過多になり、べちゃべちゃのご飯に仕上がってしまいます。
【失敗しない手順】
1. お米を研ぎ、しっかりとザルにあげて水気を切る。
2. 炊飯器の内釜にお米を入れ、「先に調味液(液体の素)」をすべて注ぐ。
3. その後、釜の「白米目盛り」ちょうどまで水を注ぎ、全体を軽く底から混ぜる。
4. 具材は混ぜ込まず、米の上に均一に広げて乗せる(具材をお米と混ぜてしまうと、対流が妨げられて米に芯が残る原因になります)。
手軽に料亭級の味になる「具材のちょい足し」とアレンジレシピ
市販の素にほんのひと手間を加えるだけで、風味が何段階も引き上がる炊き込みご飯の素の具材ちょい足し術も人気を集めています。
・油揚げの短冊切り(乾煎り):五目系や山菜系に最適。フライパンで軽く乾煎りして油分と香ばしさを引き出した油揚げを加えると、コクが全体に回ります。
・仕上げの「追いバター」と黒胡椒:カルディなどの洋風・中華風の素だけでなく、醤油ベースの鶏ごぼうに炊き上がり直後、有塩バター10gと粗挽き黒胡椒を混ぜ込むと、濃厚な旨味のご馳走ご飯に変化します。
・三つ葉とすだちの絞り汁:鯛めしや帆立ご飯の蒸らしが終わった段階で刻んだ三つ葉を散らし、すだちを数滴絞るだけで、市販品のレトルト特有の香りを完全に打ち消し、割烹料理店の仕上がりになります。
また、余った炊き込みご飯を使ったアレンジレシピとしては、おにぎりにしてフライパンでごま油を引いて焼く「香ばし焼きおにぎり」や、熱々の緑茶と鰹だしをかけて山葵を添える「料亭風だし茶漬け」が鉄板の活用法です。