世界観の広がりとともに、杖を用いたアクション演出も長足の進歩を遂げた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、大人の魔法使い同士によるスピード感あふれる決闘シーンが前面に押し出された。従来の静的で洗練された呪文詠唱から、フェンシングやマーシャルアーツの要素を取り入れたアグレッシブなアクションへと変貌を遂げたのだ。
この演出の進化に伴い、VFXチームが描くエネルギー波の表現も一変した。空気を切り裂く衝撃波や、空間そのものが歪むような視覚効果が加わり、エンターテインメント業界全体のバトルアクションの表現手法に大きなインパクトを与えた。