原材料費やエネルギーコストの上昇に伴い、日用品各社は価格改定を余儀なくされてきた。しかし、単なる値上げでは消費者の離脱を招く。そこで台頭したのが、ロールあたりの芯を細くし、紙を高密度で巻く「長尺化」だ。
従来は1本25メートル〜30メートル程度だったシングルロールが、現在では150メートル、さらには200メートルを超える商品も珍しくない。巻きを硬くすることでパッケージサイズは半減。消費者にとっては交換の手間が減り、小売店舗にとっては陳列効率が飛躍的に高まるという「三方良し」の構造が完成しつつある。