ライブディオの歴史を語る上で欠かせないのが、規制前 7.2馬力を発生した初期型(1994年〜1996年頃)の存在です。当時の原付自主規制上限であった7.2psを叩き出す縦型シリンダーエンジンは、スロットルを開けた瞬間にフロントが浮き上がるほどの鋭いダッシュ力を発揮しました。
その後、排ガス規制や騒音対策の影響で、中期型で7.0ps、後期型(排ガス規制後モデル)では6.3〜6.2psへと段階的にデチューンされていきます。そのため、マニアの間では規制前の初期型エンジンを搭載したモデルが最も高い評価を得ています。
公道での法定速度は30km/hですが、クローズドコース等での実力を見ると、ノーマル状態でも最高速度と加速性能は現行の原付一種とは比較になりません。時速60km/hメーターを容易に振り切るポテンシャルを持ち、スタートダッシュで後続のクルマを大きく引き離す俊敏性は、当時の2ストロークエンジンならではの醍醐味です。