すももを最高に美味しく味わうための分岐点は、「品種の個性を知ること」と「熟度に応じた食べ分けを行うこと」の2点に集約されます。
【生食でそのまま楽しむべき人・条件】
大玉で糖度が高い「貴陽」「太陽」「秋姫」などの完熟品を手に入れた場合、また果実から甘い芳香が立ち上り、手触りに耳たぶのような弾力がある状態の実は、絶対に加熱せず生食で味わうべきです。皮ごと冷水で洗い、直前に1時間ほど冷やしてカットすることで、極上の果汁体験が得られます。
【加熱加工・アレンジに回すべき人・条件】
早生種で酸味が極めて強い「大石早生」の未熟果や、追熟させても実が固く甘みが乗らなかった個体、あるいは大量に届いて消費期限に追われている場合は、迷わずコンポートやジャム、すももシロップに回してください。すももに含まれる天然の酸味とペクチンは、加熱加工において他の果物にない鮮烈な発色と爽快な風味を約束してくれます。