二重根号の外し方完全攻略!2がない変形とマイナスの落とし穴解説

二重根号の外し方完全攻略!2がない変形とマイナスの落とし穴解説

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高校数学 数学I 実数の単元で登場する二重根号は、単なる計算パズルではなく、実数の平方根に関する厳密な定義に基づいています。まずはすべての土台となる基本公式を確認し、なぜこの変形が成り立つのかを数式で証明します。

二重根号を外すための基本公式は以下の通りです。

$a > 0$, $b > 0$ のとき
① $\sqrt{(a + b) + 2\sqrt{ab}} = \sqrt{a} + \sqrt{b}$
② $a > b > 0$ のとき $\sqrt{(a + b) - 2\sqrt{ab}} = \sqrt{a} - \sqrt{b}$

この二重根号 公式 証明は、極めてシンプルです。中学数学で学んだ展開公式 $(\sqrt{a} \pm \sqrt{b})^2$ を計算してみると、そのカラクリがはっきりと見えてきます。

正の実数 $a, b$ に対して、$(\sqrt{a} + \sqrt{b})^2$ を展開すると次のようになります。

$(\sqrt{a} + \sqrt{b})^2 = (\sqrt{a})^2 + 2\sqrt{a}\sqrt{b} + (\sqrt{b})^2 = a + b + 2\sqrt{ab}$

両辺はともに正の値であるため、全体の平方根(正のルート)をとると、左辺の2乗が外れて公式①が得られます。

$\sqrt{a + b + 2\sqrt{ab}} = \sqrt{(\sqrt{a} + \sqrt{b})^2} = |\sqrt{a} + \sqrt{b}| = \sqrt{a} + \sqrt{b}$

同様にマイナスの場合も、$(\sqrt{a} - \sqrt{b})^2 = a + b - 2\sqrt{ab}$ となります。ここで最も重要なのが、$a > b > 0$ という前提条件です。実数の平方根記号 $\sqrt{X}$ は定義上「必ず0以上の値」を意味するため、中身の2乗を外す際には絶対値記号が外れて $\sqrt{a} - \sqrt{b} > 0$ となる順序を守らなければなりません。

つまり、二重根号を外す作業とは「足して前、掛けて後ろ(ルートの中)になる2つの正の数 $a, b$ を探すゲーム」に他なりません。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。