被害の最前線に立たされているのは、世界市場を牽引する巨大エンタメ企業だ。特に任天堂株式会社が誇るモンスター級コンテンツ『ポケットモンスター』の類似品は、スマートフォンのアプリストアやノベルティグッズとして後を絶たない。黄色い体に少し角ばった耳、微妙に歪んだ頬の赤い丸。誰が見てもあの有名な電気ネズミだと確信するデザインが、「電気キツネ」といった架空の名称で無許可販売されている。
被害はゲーム界にとどまらない。ウォルト・ディズニーが所有するシンボリックなキャラクター群も同様だ。耳の形状や衣装のカラーリングをわずかに変更し、商標権の網の目をすり抜けようとする悪質極まりない手法が横行する。野外イベントで稼働する巨大着ぐるみの中には、著作権者の許諾など一切得ていない怪しい存在が堂々と客を集めているのが現実だ。